■ 2011/11/30 (Wed)
Lover's Nest 2011
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神「よう。」 私「・・・げ。」 神「久しぶりの再開なのに、『げ』とはご挨拶だなコラ。」 私「何ですか貴方。何しに出て来たのですか。」 神「いや、別に何しにっていうかな。久しぶりだからどうして居るかと思って。」 私「うるさい、あっちに行け。」 神「おおいッ。折角出て来たんだよッ。もうちょっと構えよッ。」 私「こっちは余りの寒さに気が立って居るのです。」 神「ふふん、身も心もって奴だな。」 私「か・え・れ。」 神「大却下である。」 私「うー。一体、何の用ですか・・・。」 神「貴様が不幸そうなので、嘲り笑いに来てやった。」 私「ストレートですね、この野郎☆」 神「貴様はねじくれ曲がって居るがな。」 私「だ・ま・れ。」 神「どうも最近の様子を見ると、ねじくれ具合に磨きが掛かって居そうだが?」 私「ラージなお世話です。・・・大体、元を正せば貴方のせいですよ。」 神「ほほう? 私に何か落ち度が在ると?」 私「・・・。」 神「・・・。」 私「・・・ねぇ、貴方って第一人称『私』だったっけ?」 神「ええッ? そ、そういう所を突っ込まないで頂きたい。」 私「なーんか、『オレ』って言ってた様な気もしてねぇ。」 神「し、知らんぞ私は。大体、そこは貴様の責任管轄なんじゃないのか?」 私「う、うるさいですね。こっちだって3年振りなんだから、多少の表記ブレはご容赦頂きたいのですよ。」 神「うむ、ならばそっちに話題持ってかなきゃ良いのに・・・。」 私「ふふん☆」 神「何だろうか、その得意面(づら)は。」 私「・・・で、何の話でしたっけ?」 神「何かが私のせいになった所まで進んだ。」 私「そうそう。私を幸せにするのは貴方の責任なんじゃないの?」 神「ふむ。貴様、神を何だと思っているのか。」 私「いや、むしろ逆に聞きたいわ。貴方は神を何だと思っている?」 神「うるさいな。こっちだって貴様を幸福にするべく、色々と努力はして来たのだぞ?」 私「・・・え? だって私、不幸ですよ?」 神「貴様自身が持つ『不幸に邁進するベクトル』が打ち勝っているだけの話だ。」 私「打ち勝つなーッ。」 神「私に言うなーッ。」 私「大体、結果を伴わない努力など、無も同然なのだよ君ィ。」 神「貴様が努力しろ。」 私「それはお断りします。」 神「相変わらずの駄目人間っぷりだな。」 私「三つ子の魂、百までってね。」 神「ふむ。聞いた様な口を利くじゃないか。」 私「私も三つ子に生まれれば長生き出来たのにねぇ。」 神「・・・貴様、意味分からないで使ってるんじゃないだろうな。」 私「兎に角、私の幸せに向けてもっと頑張って下さい。」 神「これ以上は無理だな。」 私「弱ッ?」 神「全然弱くなどないわッ。」 私「じゃあ逆に、その努力とやらをやめると私はこれ以上どうなるのよ。」 神「最悪の場合、死に至ります。」 私「・・・えええッ?」 神「今の不幸度合いを維持するだけで精一杯だ。」 私「し、死ぬるのは嫌だにゃぁ。」 神「在り難味が分かったのなら、感謝の気持ちを忘れない事だな。」 私「・・・ねぇ。一緒に死んでくれる?」 神「じゃ、じゃあ私は帰るな。達者で暮らせよ。」 私「ああ、待ってよッ。丁重に弔ってあげるからッ。」 神「意味が分からんわッ。」
お母さん、私は今日も元気です。 | | |